プチ断食は健康に悪い!?反対派意見に対する肯定派の反論
前回の記事で紹介した『プチ断食は健康に悪い!?反対派の意見3つ』で紹介した反対派の意見に対して、肯定派として反論していこうと思います。
反対派意見のおさらい
軽くおさらいしておくと、反対派意見としてはプチ断食は、
- 空腹時間がメリットをもたらすのではなく、カロリー制限がメリットをもたらすのでは?
- タンパク質摂取量が不足し、筋肉量の低下や死亡リスク低下メリットがなくなるのでは?
- 朝食を退くことがほとんどだが、それはインスリン反応を悪化させ、夜遅くの食事は血糖値などの面で体に良くないのでは?
こんな感じです。
では、それぞれに反論していきます。
反論3つ
主に反論としては以下の3つです。
反論1:メリットがあるのは認めてる(&カロリー制限より楽)
反論2:タンパク質摂取量はプチ断食しなくても不足してる
反論3:参考にしてる研究対象が2型糖尿病患者である。
では、それぞれ解説していきます。
反論1:メリットがあるのは認めてる(&カロリー制限より楽)
まず『空腹時間がメリットをもたらすのではなく、カロリー制限がメリットをもたらすのでは?』という反対意見ですが、これはプチ断食のメリットがないと主張しているのではなく、空腹時間に由来するものかどうかという論点なだけです。
つまり、メリットはあるが他のカロリー摂取制限ダイエットと変わらないのでは?と。
個人的には、メリットがあるならそれで良いのでは?と思ってしまいます。
カロリー制限よりもラク
また、カロリー制限だと3回食べるうちの各食事で何か物足りなさを感じてしまい、なんとなく満腹感も得られづらいでしょう。
だって、10~15%ぐらい減らさないといけないのですから。
その分プチ断食では、1食抜くだけではあとは普通に食べてれば自然と総摂取カロリーが減り、各食事についても満足できます。
なので、メリットがあることは否定していないことと、カロリー制限よりもラクに摂取カロリーを削減できるということで、プチ断食はやはり優秀だなと思う次第です。
反論2:タンパク質摂取量はプチ断食しなくても不足してる
これは、タイトル通りです。
2020年の厚生労働省の統計によると、男性では全ての年代で、女性でも60~70代以外の年代では、たんぱく質が不足しているとなっています。(参照)
この統計はもちろんプチ断食をしている人の数値ではなく、一般的な日本人の食事を対象としているため、まぁプチ断食してようがなかろうがタンパク質は不足していることがわかります。
みんなもっとタンパク質を取るべき
つまりプチ断食していなくても、健康のことを考えればもっとタンパク質をとった方が良いのです。
ただ、プチ断食していると食事の回数が減る分タンパク質の摂取が低くなりがちなため、そこは意識して取る必要はありそうです。
特に女性の場合、プチ断食でネガティブな影響を受けないためにも必須です。
>> 女性には危険!?プチ断食で注意しておくべきポイント5つ - Manaのアンチエイジングノウハウ
反論3:参考にしてる研究対象が2型糖尿病患者である。
最後の反論は、朝食を抜くことや夜遅くに食べることについてです。
紹介した動画内では朝食を抜くことでインスリン反応性が低下するみたいな話をしていました。
が、これは第二型糖尿病患者を対象にした研究で、第二型糖尿病の人はすでにインスリンの効きが悪いから糖尿病になっているという話で、それは、1日を通して安定的に糖質を摂る(=朝ごはんを食べる)方が、体への負担は少ないだろうと考えられます。
この研究を用いて、朝ごはんを抜くのがよくないというのは、腎臓に何かしら問題のある人を対象にして、プロテインを多く飲むと病気になるといっているようなものです。
健康的な普通の人がプロテインを1日2杯とか飲んだぐらいでは、何の問題もありません。(むしろたんぱく質不足にならないためにも必要ですらあるかも)
夜遅く食べることについて
夜遅くに食べることによる健康への悪影響ついては、それは間違いないでしょう。
ただし、それはその人のコントロールの問題で、逆にいうと断食を夜8時ぐらいから開始することでその後の夜食とか食べなくなる側面もあると思うので、それはその人次第かと思います。
最後に
今回はプチ断食反対派の意見に対する反論をしてみました。
まぁ私がプチ断食肯定派なので、かなり偏った見方でもあるかと思いますが、反対勢の意見は個人的に少し納得がいかないものも多かったです。
とはいえ、プチ断食の効果についてはまだまだ議論の余地があるようなので、プチ断食で良い効果を実感されている方は無理しない範囲で続けていただければなと思います。
私は、これからも続けていきます。
では、よきプチ断食ライフを〜